来月一般公開

 江戸川乱歩(1894―1965)の“創作の泉”として知られる旧自宅土蔵書庫(東京都豊島区、同区有形文化財)が8月に初めて一般公開される。

 「幻影城」とも呼ばれるミステリアスな書庫だけに、乱歩ファンならずとも注目を集めそうだ。

 土蔵は1924年の建築で、頑丈なつくりを気に入った乱歩が1934年に同じ敷地に転居、亡くなるまで書斎兼書庫として愛用した。

 内外の推理小説、欧米の雑誌、犯罪や異常心理に関連する資料、江戸期の和綴(と)じ本など約2万冊が書架にぎっしり並び、「乱歩はこの暗がりで、ろうそく1本立てて執筆している」という伝説さえ生んだ。

 老朽化が激しくなったため、2002年に隣接する立教大学が遺族から土地と蔵書の一部を買い上げ(建物は寄贈)、豊島区の協力も得て、1600万円かけて修復工事を行った。土蔵の白い外壁は建築当初の「鼠漆喰(ねずみしっくい)」に復元され、蔵書の配置もほぼ乱歩の生前のまま。乱歩の孫、平井憲太郎さん(53)は、「祖父についての生きた資料として活用してほしい」と話している。

 土蔵は8月19日から24日まで、東武百貨店池袋店本館で開かれる「江戸川乱歩と大衆の20世紀展」(立教学院立教大学主催)の特別会場として一般公開される。(読売新聞)



人間、死ねば煙か土か食い物

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