不定期連載『続・メロン牧場』ちょっといい話 「落雁」 book

雨がやまないので『電気グルーヴの続・メロン牧場――花嫁は死神』上下巻から「やっぱこいつらまともじゃねーわ」という箇所を抜粋することにした。

• 上巻2004年9月号ボーナストラックP298〜300

卓球「いや、俺もほんと、この歳になってクソを普通に踏むとは。しかも東京で」
瀧「な。まあまあお気に入りのクツでな（笑）」
卓球「そう。プーマのプラチナっていう、3万5千円ぐらいするやつでクソ踏んじゃってな。とたんに俺の中でそのクツの評価下がっちゃって、キレイにしたあとでも（笑）。クソを踏んだクツっていう」
瀧「クソを呼ぶクツだよ、フッフッフッフッフ」
●（インタビュアー山崎洋一郎）クソ踏んでないよねえ、でも。
瀧「クソ踏まないよ、最近」
道下（電気のマネージャー）「踏むとやっぱりへこみますよね」
●へこむよねえ。
瀧「東京でクソ踏むと大変だよね」
卓球「あんまないだろ、だって。みんな持ち帰るしさあ、犬飼ってる人も」
瀧「水たまりはないしさあ、洗うための。だいたい水たまりで洗ってるじゃん、で、『チッ』て（笑）」
卓球「ムーンウォークで前に進む感じでこうやって歩いてっちゃった、タクシー拾うとこまで（笑）」
●ははははは！
卓球「前向きのムーンウォークって感じで、こうやって（笑）」
瀧「でもお前『じゃあな』とか言って、普通にタクシー拾って帰ったよな（笑）」
卓球「でもタクシー拾う前も、ずーっと角とかでこうやって（こそぎ落として）」
瀧「なるべく被害を小さく（笑）」
卓球「でもタクシー乗ったらまた絶対クソの臭いするじゃん。そうなったらもう絶対運転手は、『あ、こいつクソ臭い』って思ってんの間違いないじゃん（笑）」
瀧「まあな、んふふふふふふふふ」
卓球「あとそのクソがついたまま歩くと、溝があるじゃん、クツの裏の溝にどんどん入ってく感じがして、なるべくこう足を浮かせてたいって感じで（笑）」
瀧「押し寿司的な感じでしょ（笑）」
卓球「どんどん奥に入ってな（笑）」
瀧「落雁って感じの（笑）」
●わはははははは！
瀧「くだらない、またクソ話だ（笑）」
卓球「久しぶりに出たクソの話（笑）」
瀧「クソにまつわるいい話。ンフフフフフフ」

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