地震、台風被害を反映

 2004年の世相を象徴する「今年の漢字」に「災」が決まり、日本漢字能力検定協会京都市)が13日、京都市東山区清水寺で発表した。

 全国から過去最多の約9万2000通の応募があり、「災」はうち2割強の約2万900票を集めた。新潟県中越地震や相次いで列島に上陸した台風、夏の猛暑など記録的な天災と、イラクでの人質殺害や幼児虐待、子どもの殺人事件など人災が多発したことを反映した。

 「人間の身勝手さに神や自然が怒ったように感じた」「天災に人間がいかに無力かを痛感した」などの意見が多かったという。

 縦約1・5メートル、横約1・3メートルの和紙に筆で「災」の字を揮毫した同寺の森清範貫主は「災いが転じて和を招くように、来年は心一つになって世界も日本も和む年になってほしい」と話した。

↓元ネタ

http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20041213/top_____detail__003.shtml