龍ヶ崎あきらの若者たちの神々〜ヒットチャートを読み解く〜(抜粋)

 このオレンジレンジなる若者たちは、他者性が全く皆無な次元でハリボテの博愛主義を主張する。彼ら恐るべき子供たちは20歳そこそこで大金を何の疑いもなく稼ぎ、自分の人生を「花」か何かに例えて、精一杯輝きたいみたいなことを言うのである。今正にファルージャ大攻撃が行われている2004年において、である。そう、彼らは知らない。精一杯花咲くその陰には、多くの雑草(持たざる者)たちがいることを。(中略)こういう歌を歌うのだったら、そこまで想像力を駆使してしかるべきだと思うのだが。(後略)

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