夏王朝最初の都跡か


 中国河南省新密市の「新砦遺跡」から、伝説上で最古の夏王朝(紀元前21世紀〜同16世紀)で最初に造られたとみられる都跡がこのほど発見された。国営新華社通信が8日伝えた。

 今年7月には同省偃師市の「二里頭遺跡」から大規模宮殿を持つ夏代の都市遺跡が見つかり、中国最古の都市とされてきた。今回発見された都跡は二里頭遺跡よりもさらに300年以上もさかのぼり、約4000年前から約3900年前に造られたとみられる。

 発掘作業を進めてきた中国社会科学院考古研究所は「夏王朝初期の帝王・啓が造った都の可能性が高い」と指摘。「中国の国家起源や中華文明形成を探る上で重大な意義がある」と強調した。(時事) (10/08 23:39)


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