11日以降の土・日
労組日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)は6日、神戸市内で運営委員会を開き、8日のオーナー会議の2日後になる10日午後5時までにオリックスと近鉄の合併が1年間凍結されない場合、11日以降の9月の毎週土、日曜日にストライキを行うことを決めた。決行されれば、日本プロ野球界では初めてとなる。
選手会はオリックスと近鉄の合併に端を発した性急な球界再編に反発してきた。合併差し止めなどを求めた仮処分申請を東京地裁にしたが却下され、古田会長らの東京高裁への即時抗告も棄却された。これを受けて、この日の運営委員会でスト権行使を決定した。
1年間の合併凍結とあわせた要求として、(1)球団経営への新規参入条件の緩和(2)ドラフト改革と収益分配の具体案の検討を挙げた。
10月については、27日に臨時運営委員会を開き、対応を決める。
実行されれば最初のストライキとなる11日は、巨人―ヤクルト(東京ドーム)、横浜―阪神(横浜スタジアム)、中日―広島(ナゴヤドーム)、西武―オリックス(西武ドーム)、ロッテ―日本ハム(千葉マリンスタジアム)、ダイエー―近鉄(福岡ドーム)の6試合が予定されている。
(09/06 16:09)