language 文化庁調査

 「檄(げき)を飛ばす」「姑息(こそく)」「憮(ぶ)然」という3つの言葉について、国民の7割が本来とは異なる意味に理解していることが、文化庁の国語世論調査で判明した。「押しも押されぬ」「的を得る」という誤った言葉遣いをする人も、国民の5割以上に上っていた。

 調査は今年1月から2月にかけ、16歳以上の男女約3000人を対象に行った。   「檄を飛ばす」は本来、「自分の主張や考えを、広く人々に知らせて同意を求める」という意味だが、本来の意味を選択肢の中から選んだのはわずか14・6%。74・1%の人は「元気のない者に刺激を与えて活気付ける」ことと理解していた。

 「姑息」を本来の「一時しのぎ」と理解していた人も12・5%だけ。「ひきょうな」という選択肢を選んだ人が69・8%に上った。

 「憮然」についても、「腹を立てている様子」と誤って考えている人が69・4%を占め、「失望してぼんやりしている様子」と正確に理解していた人は16・1%に過ぎなかった。

 もっとも、「檄を飛ばす」については、岩波書店の「広辞苑」でも、1991年発行の4版から「刺激して活気づける」の意味が加えられている。

 一方、今回の調査では、3つの慣用句について、正しく表現している人がどれだけいるかも調べた。

 「つっけんどんで相手を顧みる態度がみられない」ことを意味する言い回しとして、「取り付く暇がない」を選んだ人は42%。正しく「取り付く島がない」を選んだのは44・4%でほぼきっ抗していた。

 また、「実力があって堂々としていること」を表現する言い方として「押しも押されぬ」と答えた人は51・4%で、正しく「押しも押されもせぬ」を選んだ36・9%を上回った。

 「物事の肝心な点を確実にとらえること」では、本来の「的を射る」を選んだ人は38・8%。「当を得る」と混同して「的を得る」と考え違いしている人の方が、54・3%と多数派だった。

 文化庁では、「本来とは違う意味や言い方が定着する寸前の言葉もあるが、古典の読解などに支障を来すこともあり、もとの用法を理解しておくことは重要。伝統的な意味や用法を広く示したうえで、理解の傾向がどう変わるかを調べたい」としている。(読売新聞)



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