medicine 赤ちゃんへの影響も4例


 妊娠中にかかると、赤ちゃんが難聴などになる恐れがある風疹で、今月中旬までの報告患者数が、00年以降で最も多くなったことが、厚生労働省の調査で分かった。これまで、年間3000人程度の感染者数だったが、今年は半年でこの数字を超え、例年の倍のペースになっている。同省はワクチン接種などを勧めている。

 風疹の流行状況は、全国約3000カ所の小児科医からの報告で調べている。13日までに3258人が風疹と診断された。特に、群馬、大分、栃木、鹿児島の各県で目立つ。

 00年以降、1年間の報告数は2561〜3123人で、今年は例年の2倍近いペースで流行が広がっていることになる。

 大人や子どもが風疹に感染しても、比較的軽い症状で済むことが多い。だが、妊娠初期の女性がかかると、おなかの赤ちゃんもウイルスに感染し、白内障や難聴、心臓病など「先天性風疹症候群」(CRS)になる可能性がある。CRSは、00〜03年は毎年1例だったが、今年は東京と岡山で2例ずつ報告されている。

 風疹の予防にはワクチンが有効。厚労省は、特に妊娠前の女性は、なるべくワクチンを打って欲しいと呼びかけている。


昨日の筋肉少女帯

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