冷戦勝利の偉大な大統領 レーガン氏死去で中曽根元首相

 中曽根康弘元首相は6日、レーガン米大統領の死去についてコメントを発表し、「共産主義との冷戦を自由主義への勝利に導いた偉大な大統領だった」とレーガン氏の業績をたたえた。

 レーガン氏は大統領在任中、中曽根氏と日米同盟の強化に努め、「ロン・ヤス」と呼び合う親密な首脳関係を構築。中曽根氏は、この当時について「5回主要国首脳会議(サミット)をともにしたが、指導力と巧みなジョークで会議を成功に導いた。安全保障や経済問題で私は緊密な連絡を取り、自由陣営が結束するように協力し合った」と振り返った。
 
 中曽根氏は「病気療養中はナンシー夫人と連絡を取り合ってきた」とした上で、「日本と日本の文化に尊敬を持ち、日本国民のこよなき友人であった。心からご冥福を祈る」とレーガン氏をしのんだ。(時事通信


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