植木等の死に寄せて news

平田順子著『ナゴムの話』を読んでみる。100ページ目。

(ケラのコメント)「“ガガーリン”は非常にシアトリカルなステージをやっていて、アングラ演劇の影響下にある、ダダロック・ジャズみたいなことをやってた。植木等のカバーをけっこう取り上げていて、『スーダラ節』とか『ハイ、それまでよ』が、サビになるとタテノリのものすごい速いパンクになったり」

(脚注にある田口トモロヲのコメント)「僕は植木等が好きで、“ガガーリン”のチラシも、昔の石原裕次郎を勝手にポップな感じにコラージュして、“日本一のバカバンド”とかいうコピーにしてたんだけど。ケラはそういう世界がすごく好きだって話で。植木等のクレイジーシリーズとか、日本一シリーズの映画の話で盛り上がった」


『The Very Best Of 有頂天』のライナーを開く。

(『僕らはみんな意味がない』についてのケラのコメント)「で、歌い方は一聴してわかる通り、植木等である。植木等唱法をニュー・ウェイヴ界に導入したのは有頂天だけなのではないか」

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/45093/

http://www.sanspo.com/sokuho/0327sokuho062.html

http://www.asahi.com/obituaries/update/0327/005.html

http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20070327-175927.html

呼吸不全のため、東京都内の病院で死去。享年80歳。合掌。



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