出雲の墓からガラス製腕輪

 
 島根県出雲市は29日、同市大津町の西谷墳墓群西谷2号墓からガラス製の腕輪が見つかったと発表した。弥生時代後期(2世紀末)のものとみられ、全国で4例目という。

 市文化財室によると、腕輪の色はエメラルドグリーン。直径約7センチ、材質は鉛ガラスで2つの破片に分かれていた。埋葬施設があった中央付近から土器などとともに出土し、被葬者と一緒に埋められたとみられる。

 中国で作られたと推定され、福岡県前原市の二塚古墳出土のガラス製腕輪と同一材質で、製作地が同じとみられる。

 西谷2号墓は山陰地方などに特徴的な四隅突出墓で、出雲平野の首長の墓とされる。同室は「被葬者が強い力を持った一族の首長だったことが明確になった」としている。
共同通信) - 10月29日20時52分更新


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