ブラックホール巡る理論

 「車いすの科学者」として有名な英ケンブリッジ大学スティーブン・ホーキング博士が、ブラックホールをめぐる自説の理論を「誤り」と認める、と英科学誌ニューサイエンティストが14日付の電子版で報じた。21日にアイルランドで開かれる国際会議で博士が発表するという。

 博士は、強い重力で光さえ閉じこめてしまうブラックホールが、物質を取り込むだけでなく、エネルギーを徐々に放出し、いずれは「蒸発」すると考えた。このときブラックホールの内部にある物質の情報は消えてしまうとしていたが、情報が漏れる可能性があることが分かったという。

 議論は以前から続いており、97年にはブラックホールの「裸の特異点」の存在をめぐって、研究仲間のプレスキル・米カリフォルニア工科大教授らとの賭けに負け、博士が「裸」を覆うTシャツを贈ることになった。今回、プレスキル教授に「ブラックホールからはいろんな情報を取り出せる」という意味を込めて百科事典を贈るという。

 ただ、発表の詳しい内容は明らかになっておらず、研究者たちの注目が集まっている。

(07/15 22:48)


ポップン7(じゃなくて8だそう)に釈迦が、日本印度化計画が。

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