その1 Morrisseyドタキャン

 モリッシーがスペインのベニカシム・フェスティバルへの出演をドタキャンした。8/7の21:20(現地時間)からメインステージでパフォーマンスを披露する予定となっていたモリッシー。今回は彼にとってスペインでの初ライヴとなるはずであった。ところが、出演直前になって、“自家用ジェット機の技術的トラブル”を理由にキャンセルを表明し、この穴を埋めるため、主催者側がタイムテーブルの修正を大急ぎで行なう羽目に。その結果、ルー・リードベル・アンド・セバスチャンモリッシーの代わりに素晴らしいステージを披露し、この窮地を見事救うこととなった。(NME)

その2 Primal Scream新曲を披露

 プライマル・スクリームが8/7にスペインで開催されたベニカシム・フェスティバル2日目のヘッドライナーとして登場し、新曲を披露した。ヘヴィーなギターが印象的な新曲でスタートした彼らのライヴ。同曲についてベーシストのマニは、タイトルは「Suicide Sound」か「Punk Song」になるだろうとショウの前に明かしていた。またステージでは、ヴォーカルのボビー・ギレスピーが「Swastika Eyes」の演奏を終えると「この曲はイスラエル情勢に対抗する誰かさんに捧げた曲さ」と宣言するなど、大胆発言で会場を沸かせることに。彼らは前日にUKのコーンウォールで開催されたイベント“エデン・プロジェクト”に出演したばかりであったが、この日も絶好調の様子であった。なお、翌日に出演を控えたケミカル・ブラザーズも、友人である彼らに声援を送るため、この日に会場入りしたようだ。(NME)

その3 Brian Wilson & Arthur Lee大御所2人が満を持して登場

 ブライアン・ウィルソンとアーサー・リーが、8/8のベニカシム・フェスティバルで“生ける伝説”として熱いバトルを交わした。ブライアンはザ・ビーチ・ボーイズの『Pet Sounds』および『Smile』を、アーサーはラヴの『Forever Changes』をと、それぞれの名アルバムを引っ提げてツアーを行なってきた2人だが、このたび新世代のロック・ファンにもその伝説的なステージを披露しようと、同フェスの3日目に満を持して登場したのだ。メインステージに立ったブライアンは、主にアルバム『Pet Sounds』から名曲の数々を披露。「The Sloop John B」でショウをスタートさせ、その後も「God Only Knows」「Good Vibrations」などでファンをもてなした。また、「次は新曲、いや、昔の曲だっけ」とふざけながら、'60年代の名曲「In My Room」の演奏を始める一幕も。一方、アーサーは、アルバム『Forever Changes』からの曲を重点的に披露。こちらはファンク界の大御所リック・ジェームスの突然の死にショックを隠せない様子で、ショウの間も故人を称える姿が印象的であった。(NME)


↓元ネタ

http://www.vibe-net.com/musicinfo/news/index.html?DATE=20040809#VIBE-NEWS0020034